バランスをとるな!−本音で生きる


バランスをとるな!

・まず、バランスを維持したまま、新しいことなどできるわけがない。
現状を変えることなく、物事のいいとこどりをしようというのは不可能というものだ。
・エキサイティングな人生を送るとは、何かを犠牲にして、何かに没頭することなのだ。
「今の人生を変えたくない」が、「ちょっとしたコツ」で「エキサイティングな人生を送りたい」なんて虫のいい話なのだ。
・まずは目の前の仕事に面白さを見出すことだ。
自分なりに工夫して仕事を改善してみる。そうすれば仕事も面白くなって没頭できるようになってくる。
・安定を求めることは、リスクだ。その場に留まり続けることは、同じ状態でい続けることではなく、劣化していくということなのだ。
そう考えると、「バランスをとらないといけない」と思うこと自体が、かえってリスクにもなるのだ。

 

 

ゼロイチ思考の枠を外せ

・「バランスをとらなければいけない」と考えている人は、「ゼロイチ思考」にとらわれすぎているのではないだろうか。
物事を「あり」or「なし」、「勝つ」or「負ける」のように、両極端にしか見られない。
・しかし今は、社会も人間関係も多彩だ。世界はそんな「どちらかを選べ」みたいなものでは全くない。
・人間関係はゼロイチで測れるものではなくて、グラデーションになっている。結びつきの強さのようなものは、相手によって変わってくる。
結婚とか恋人とか、そういう制度や言葉で全ての関係を言い表すことはできない。
・結局、人間関係については、その時、その時で、必要に応じて変えていけばいいのだ。
・これまでの常識を疑うことなく受け入れていると、「○○でなければならない」という思い込みから抜けられなくなってしまう。
その挙句に「バランス」をとることに必死になり、やりたいことも中途半端になり、体も壊してしまったりする。そんな思い込みにとらわれないほうがいい。

 

 

まとめ

ボクは昔から割と「バランスがいい」と言われることが多いです。

それはボクが周りの目を気にして自分以外の人や環境に合わせることが得意だったということと表裏一体なのです。

「バランスがいい」という褒め言葉は、価値観が画一していてみんなが一つの常識を持っていた時代ならば良く受け取れる。

でもボクは価値観の多様化する今現在「バランスがいい」というのは褒め言葉でもなんでもなく、自分自身の軸がなく他者の常識に自分を合わせるのが上手いという評価になりかねないのだと思います。

 

ボクがフォローしている尊敬している人は、皆一様にいい意味で「バランスが悪い」。何か好きなことややりたいことに没入する姿勢やその過程を見ているだけでワクワクするのです。

これからの時代共感される生き方というのは、何か一点について徹底的にこだわって行動したり、大好きなことに追求したり、人間関係においても自分の大切な人を極めて大切にするというそういういい意味で少しバランスを欠いた姿勢なのだと思います。

何かにとらわれず、バランスをとることに心を揺るがされないほどの「好き」や「ワクワク」をボクも追いかけていきたいと思います。

 

投稿者: Masahiro Ito

サーフィンとマラソンをこよなく愛する自称ソーシャルサラリーマン。 自分自身がメディアとして発信できる新しい時代の波に乗るために奔走中。 伊藤人語では、読書初心者の方にポイントを紹介。 僕が薦める本に興味を持ってもらえればこれ幸いでございます。

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