お金は信用を見える化したもの−お金原論


お金は今や単なる「数値」にすぎない

・現代社会で「お金持ち」と呼ばれる人が持っているもののほとんどは、ブラウザ上に表示される単なる「数値」にすぎないのだ。
・「お金」が、紙幣や硬貨という「物質」から、単なる「数値」へと変わってきている。
・これからの時代は、物質としての「お金」の扱い方ではなく、数値としての「お金」のコントロール方法を学んでいくこと、教えていくことが重要だ。

 

お金は信用を見える化したもの

・お金とは、「信用を見える化したもの」であり、信用は「お金」によって可視化されるのだ。

・「お金」が物質から数値へと姿を変えていく社会においては、クレジットカードを筆頭に「信用」が人生にもたらす影響はますます大きく膨らんでいく。

・これまでは、どこの大学を卒業したのか、という「学歴」に重きが置かれていたが、今後は、お金とどのように付き合ってきたのか、という「額歴」がモノを言う時代になっていくと言えるだろう。

・信用社会においては、信用の多寡が、人生の自由度と直結するのだ。

 

収入は信用を数値化したもの

・「頑張っているのに評価してもらえない」。
この論理は、会社側に置き換えて考えると、ひどく一方的な主張であることがわかる。
なぜならば、会社にとってみれば、それだけを理由に給料を大盤振る舞いするわけにはいかないからだ。

・あなたが仕事で生み出す価値よりも収入のほうが低かったら、他の会社から引き抜かれたり、容易に転職できたりすることで収入が上がっていくはずである。

・「信用」という軸がなければ結果を呼び込むことはできない。

・信用を築き上げることこそ、収入アップの本質だ。
それだけではない。築き上げた信用は人生のどんな場面にも通用する万能のパスポートになる。

 

マーケットの選択眼で結果としての収入が異なる

・信用の結果が収入という数値によって表れる一方で、どこのマーケットにいるのかによって、お金の量(サイズ)が決まってきてしまうという側面がある。

・私たちが収入を上げていくためには、信用をコツコツと積み上げることは当然だが、同時に、その信用が大きな結果となって還ってくるマーケットを見抜く眼力も不可欠だ。

お金と向き合うことは、自らの信用と向き合うこと

・信用には「人間的信用」と「経済的信用」の二つがある。一般的に、「信用経済」と称する場合には、これら二つのうち「経済的信用」を指す。

・信用経済の中心にあるのは、職業や肩書き、勤務先ではなく、言動、行動、結果が生み出す「人としての信用」そのものなのだ。

・私たちが生きる信用経済という社会では、私たちの想像以上に、信用とお金が運命共同体として直結している。つまり、お金について向き合うことは「社会における自らの信用と向き合うこと」と同義なのだ。

 

まとめ

何気なく毎日のように使っているお金。

お金についてしっかりと向き合って考えたことはあるでしょうか。

ボクは会社員なので、毎月安定した収入はある。良くも悪くもそういう生活を20年も続けているとあまりお金というものについて意識しなくなってくる。

この本を読んでそれではこれからの時代厳しいということを思い知らされました。

 

インターネットの時代になり数値としてのお金の扱い方を学ぶということは本当に大切なことだなって思います。

お金=信用。お金の使い方、つまり「額歴」にも意識を向けていかなければならない時代なのだと感じます。

 

お金が単なる経済的信用の証明ではなく、人間的信用の証明になってきている。

もちろん資産運用やビジネスにおいて手法を学ぶことも大切だけれど、それ以上に人格を磨き言動や行動のレベルアップをしていかなければならない時代に来ているじゃないかなと思う。

 

 

 

投稿者: Masahiro Ito

サーフィンとマラソンをこよなく愛する自称ソーシャルサラリーマン。 自分自身がメディアとして発信できる新しい時代の波に乗るために奔走中。 伊藤人語では、読書初心者の方にポイントを紹介。 僕が薦める本に興味を持ってもらえればこれ幸いでございます。

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