第一段階:自分史を書く
・第一段階では基本的なことを描写するにとどめます。
・自分史を書いてみると、あなたが意思決定を下すときに、予想以上に両親(とそのしつけ)の影響を受けていることに気づきませんか?
・数週間かそれ以上かけて書き、思い返し、あなたの自分史にどんどんエピソードをつけたしてください。重要なのは、とにかく書くことです。
第二段階:勝者の口調と敗者の口調で書く
・勝者の口調と敗者の口調の間にもトーンの異なるさまざまな口調が存在します。
・心の声について考えるときは、わき起こる思いをコントロールしようとかブロックしようとか思わないことです。
・私たちがすべきことは、こうした口調の違いに気づき、これらの声が私たちの行動にどう影響するかを理解することです。
第三段階:心の声の影響力を理解する
・勝者の口調であなたの自分史を最後まで書いてください。英雄になったつもりで書きましょう。
・次に、敗者の口調で書きます。こちらの方が難しいかもしれません。
・両方のバージョンで書き終えたらそれぞれの声があなたの頭のなかで聞こえるときの状況を思い浮かべてください。
不当な目に遭った体験を思い出す
・自分の人生を読み解く方法は他にもあります。不当な目に遭った経験を思い出してもらう、というものです。
・一般的に不当な思い出は、記憶の中に埋もれてしまいがちです。そして一度掘り起こしてみると、その記憶がずっと心の中に残っていたことや、私たちの思考や行動に大きな影響を与えていることに気づくのです。
自己認識と「ねばならない」という意識
・共通するキーワードは「なぜ」です。夢を叶えるには、あるいは潜在能力を開花させるにはどうしたらいいのか?その問いに対する正しい答えはありません。
・重要なのは、あなたが特定の行動をとる理由を理解し、それを読み解くことです。このプロセスを何度も行えば、そのうちに自分への理解も深まるでしょう。
・何をすべきかわかっているのに、それができない。しかも、できない理由もわからない。多くの場合、妨害しているものは理性ではわからない何か、もっと深い何かです。
まとめ
自分の過去のことを真剣に遡ったことってありますか?
ボクは今までなかったので、今回一度紙に自分年表をつくって振り返ってみました。
ここでこの本がおすすめしているのは「敗者の口調」「勝者の口調」で振り返るということ。
要は今まで遭った自分に関するエピソードをポジティブな視点とネガティブな視点両方から捉えてみようということ。
確かにそうすることで、今まで思い込んでいたことが客観的に捉えられて、それが影響してどのようにして自分自身を形づくってきたのかがうっすらとわかってきます。
価値観や人生観にどんな影響を与えてきたのかというルーツを知ることはとても大切なことです。
ちなみにボクの場合は20代までは完全に親の影響を受けて生きていたことがはっきりと言えます。30代で読書をしたりセミナーに参加するようになり、いろいろな考え方を吸収することでいまの自分が形成されたのだと感じられます。
あなたにとってのターニングポイントはどこですか?
今の自分のルーツはどこにあるのかを知ることはこれからの自分を形づくっていくためにはとっても大切なことですよね。