自分の長所と短所を知ろう−ハーバードの自分を知る技術


なぜ自分の長所と短所は気づきにくいか

・確かに毎日いろんなことが起こりますし、仕事上のごたごたもあるため、ゆっくりと自分のスキルを評価するのは容易ではありません。しかし、スキル評価を後回しにすることは、今は問題なくても、将来的にはほぼ確実に悪影響を及ぼします。
・ほとんどの人はこのテーマについて掘り下げて取り組んでいないだけです。そのために自己認識があいまいなのです。

具体的なスキルについて話す

・スキル評価は、人間関係や人脈や人気を評価することではありません。簡単には変えられない外見や個人的な特徴は、評価の対象外とすること。「良い」か「悪い」かは重要ではありません。重要なのは、現実に向き合ってスキルについて具体的にはっきりさせることです。

「しない」のか「できない」のか

・長所と短所を評価するときは、自分の能力に注目しましょう。当たり前に聞こえるかもしれませんが、それを避ける人が多いのです。
・当たり障りのないことを話し合う方がずっと簡単です。その方が気楽でしょうが、それではあなたの重要な問題点がわかりませんし、いつまでたっても改善が見込めません。

今すぐスキル評価をはじめよう

・仕事で華々しいスタートを切ったのに、何らかの理由で行き詰った人が、あなたの周りに一人くらいいるのではないでしょうか。私の知る限り、その原因は、その人が習慣的に自分のスキルを分析しなかったか、あるいは新しい仕事の条件にあてはめて分析し直さなかったかのいずれかです。
・その仕事にはどんな能力が求められるのかをじっくり考える習慣を身につけないと、いつか自分に跳ね返ってくるでしょう。そうならないためにも、内省と分析を続ける努力をしてください。

すべてにおいて万能である必要はない

・これまでに私は、自分の業務に関わる強みが一つか二つしかなく、弱点をたくさん抱えている人と何度も仕事をしました。そんな人であっても必ずしも転職の必要はありません。
・一人で仕事を完結させる必要はないこと、自分の弱点をカバーできる同僚に助けてもらえばいいこともあります。

あなたが責任をもってやるべきこと

・「責任をもって自分のスキルを把握しましょう」というところを可能にするのが思考様式(マインドセット)です。これにより自分の長所と短所を評価する計画を練ることができます。
・他人の能力か評価を指導またはサポートすれば、自分自身の評価についても多くを学べるのです。
・あなたの潜在能力を引き出すには、まず自分の長所と短所を評価しなければなりません。

 

まとめ

ジョハリの窓って知ってますか?

「自分も他人も知っている自己」を「開放の窓」
「自分は知っているけど他人は気づいていない自己」を「秘密の窓」
「自分は気づいていないけど他人は知っている自己」を「盲点の窓」
「自分も他人も気づいていない自己」を「未知の窓」
って分けるコミュニケーションの円滑な進め方を考えるために提案されたモデルのことです。
(参考:Wikipedia

自分のことって案外わかっていないものなんですよね。
だから、盲点も多いし、自分自身がまだ知らない自分というものもまだまだあるんです。
でも最近それを知ろうとするかしないかで、人生の幅が大きく変わってくるんじゃないかって思うんです。

「自分はこういう性格だから〜できない」
「自分はこういう主義だから〜できない」

そうやって、自分のことを自分で決めつけるところに限界は発生する。
過小評価や自信のなさにもつながっていきますよね。
自分の天命、天職はやっぱり「自分の好きなこと」「自分の得意なこと」「人のために役に立てること」の重なる部分。

自分のことをじっくりと見つめてみる機会をもつことってすごく大切だと思います。

 

 

投稿者: Masahiro Ito

サーフィンとマラソンをこよなく愛する自称ソーシャルサラリーマン。 自分自身がメディアとして発信できる新しい時代の波に乗るために奔走中。 伊藤人語では、読書初心者の方にポイントを紹介。 僕が薦める本に興味を持ってもらえればこれ幸いでございます。

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