第一の習慣 主体性を考えるー7つの習慣 


○自己責任の原則

・問題は自分の外にあると考えるならば、その考えこそが問題である。

○刺激・反応、そして選択の自由

・人間は刺激と反応の間に選択の自由がある。

・この選択の自由にこそ、人間の人間たる4つの独特な性質(自覚・想像力・良心・自由意志)がある。

○人生の責任を引き受ける

・主体性を発揮する習慣を身につける。

・人間として自分の人生に対する責任をとる。

・自分の人生に対する責任を放棄すると、反応的になる。

・主体的な人は自分の天気を持ち合わせている。雨が降ろうが日が照ろうが関係ない。彼らの行動は価値観に導かれており、質の高い仕事をする価値観を持っていれば、天気がどうであろうと関係ない。

・人生の辛く、厳しい経験によってこそ人格は形成され、内的な力が育成される。それによって難しい状況に対応する能力が高まり、他の人にも模範を示し感動と励ましを与えることができるようになるのだ。

・人生には3つの中心的な価値があるという。一つは「経験」であり、自分に何が起こるかである。2つ目は「創造」であり、自分で作り出すものである。そして3つ目は「態度」である。この3つの価値のうち最も大切なのは「態度」である。

○頭と率先力を使いなさい

・率先力とは自らが進んで状況を改善する行動を起こすようにすることである。

○作用するか、作用されるか

・生活の中でP/PCバランスをつくり出すには率先力が必要である。

・組織は環境に左右される被害者になる必要はない。その中にいる個々人の共有する価値観や目的を達成するために、必要な率先力を発揮することができる。

○言葉が「自己達成予言」になる

・反応的な人は、愛は単なる気持ちとして捉えがちである。なぜなら、反応的な人は感情や気持ちに支配されているからである。

・主体的な人にとって、愛は動詞である。愛は具体的な行動である。

○影響の輪と関心の輪

・主体的な人は、努力と時間を影響の輪に集中させ、自らが影響できる事柄に働きかける。

・反応的な人は関心の輪に集中している。他人の欠点、周りの環境、自分のコントロールの及ばない状況などに集中する。

・関心の輪に集中する人は、問題を良い方向に向かわせるために必要な主体性と率先力を発揮していないのである。

○すべての問題は影響できる

・直接コントロールできる問題は習慣を変えることによって解決される

・間接的にコントロールできる問題は影響を及ぼす方法を変えることによって解決される。

・全くコントロールできない問題については自分の態度を変える必要がある。

○影響の輪を広げる

・主体性になるということは押しつけがましくなることではなく、賢くなることなのだ。価値観に基づいて行動し、現実を正しく認識し、その中で他人の気持ちやまわりの状況を理解することなのである。

○「持つ」か「なる」か

・関心の輪は「持つ」ことに満ちている。

・影響の輪は「なる」ことに満ちている。

・問題は自分の外にあると考えるならばその考えこそが問題である。それは自分の外にある事柄に支配されることを容認することであり、変化に対するパラダイムがアウトサイド・インになることである。

・主体的なアプローチはインサイド・アウトで変わることである。自分のあり方を変えることにより、自分の外にあるものをプラス方向へ転換することができる。

○成功は失敗の彼方にある

・間違いを認めず、行動を修正もせず、そこから何も学ぼうとしないということは、全く異なった次元の間違いになる。こうすることで人は自己を欺き、正当化を繰り返し、嘘を重ねることになる。この二つ目の間違い、つまり自己背信は、最初の間違いに異常な力を与えることになり、必要以上の意味を持たせ、自分自身にさらに深い傷を負わせる。

○生活の主導権を取り戻す

・私たちの影響の輪の最も中心にあるものは約束をし、それを守る力である。自分自身や人に対してする約束とそれに対する誠実さが、私たちの主体性の本質であり、そのもっとも明確な表現だろう。

 

私自身この本を読むまでは、割と何事にも受動的で何かやるにしても人がやってからやろうみたいな感じで結局は判断を人に委ねている部分が少なからずあったと思います。つまりこの章で言うところの反応的な人間(自分のコントロールできない事柄、関心の輪に集中してしまい、消極的なエネルギーを生み出すタイプ)だったところが多々あります。

この章を読んで痛感したのはそんな反応的な人からの影響や自分では同省もない出来事からの影響を最小限で食い止めることによって、主体的な人間(自分のコントロールできる事柄、影響の輪をに集中することによって積極的なエネルギーを生み出すタイプ)に変わっていけるということ。

もし自分が消極的で、流されていると感じているならば、他人の欠点やら今置かれている環境などの自分ではどうしようもないことに意識を集中するのではなく、自分のコントロールできることを集中的にやってみることをお勧めします。それは自分が全てに責任を持つということ。自分が選択し、結果責任を負うということ。リスクはありますが、より主体的になることができます。”自分ではコントロールできないこと”を意識の中の順位から下げることによってストレスは感じなくなるはずでし、そうすることによってまたプラスに好転し別物に変わる可能性まであります。

この章における「主体性」という部分は幸福感にも大きく影響すると思います。なるべく「主体的」なライフスタイルを作っていくことで幸せを感じることも多くなるのではないでしょうか。

投稿者: Masahiro Ito

サーフィンとマラソンをこよなく愛する自称ソーシャルサラリーマン。 自分自身がメディアとして発信できる新しい時代の波に乗るために奔走中。 伊藤人語では、読書初心者の方にポイントを紹介。 僕が薦める本に興味を持ってもらえればこれ幸いでございます。

Loading Facebook Comments ...

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です