比較という罠ー真夜中の幸福論


「幸福のモノサシ」は自分の中に持て

・他者と比較して自分の幸せの度合いを測ると、ほとんどの場合、「不幸の罠」にはまってしまう。

・ごく当たり前のことにも意味を見いだせること。(センス・メイキング)

 

執着しない心を手に入れる

・「幸せ」というのは、外の世界で「発見」するものではなく、生きていく中で出会う全てのインプットを受けて。自分の内側から「生み出す」もの。

・自分がコントロールできない事象については、結局自分はどうすることもできない。しかし、どんな結果に対しても、そこから意味を見い出して幸せにつなげていくことは不可能じゃない。

・執着しないこと、とらわれないこと。それが、「幸せ」になるためには非常に重要なこと。なんであれ、執着し、とらわれ、縛られる時、自分の中に不安というものが増殖する。

・すでにあるものに気づきそれに感謝する。無いものを無理して探そうとしないこと。縛られない人生は穏やかな人生。

 

恋愛における自由意志

・自分の気持ちは自分でコントロールできるけれども、相手の気持ちはコントロールできない。

・人生においても、恋愛においても、自分や相手の自由意志を認めることが、穏やかに生きていくための大切な要素である。

 

まとめ

ついつい自分を他人と比較して、自分の価値を決めつけてしまうことがありますよね。

例えば同期入社の人で相手のほうが給料がいくら高いとか職位が高いとか。

他者や環境というのはそもそも自分にはコントロールできないものなのに、それと比較して自分の幸せや価値が左右されてしまう。

このように相対的な判断基準で自分の価値を相手よりも低いと決めつけてしまうことを著者は「不幸の罠」と表現します。

 

不幸の罠に陥らないために重要なことは、自分の中にぶれない軸を持ち、絶対的な判断基準を持つこと。

自分の幸せを構成する要素は何なのかということを追い求め、日常の暮らしの中でそれを集め続けることです。

環境や出来事や他者に執着しない、とらわれない、縛られない、そんな生き方をすることが幸福感に繋がるそうです。

 

幸せや不幸の原因を外に探すのではなく、内に探すこと。それが学びや成長、幸せにつながります。

たとえ他者からは不幸に見える出来事を体験したとしても、それを自分の軸の中で幸せな要素に転換していくことができればそれは幸せな出来事に変わるということですよね。

 

投稿者: Masahiro Ito

サーフィンとマラソンをこよなく愛する自称ソーシャルサラリーマン。 自分自身がメディアとして発信できる新しい時代の波に乗るために奔走中。 伊藤人語では、読書初心者の方にポイントを紹介。 僕が薦める本に興味を持ってもらえればこれ幸いでございます。

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