■現実を肯定することからすべてが始まる
・達成を目指すならば、ありのままの自分を知り、冷静かつ客観的に自己評価することが不可欠。その上で「自分はこうなりたい」という理想を想定する。
・孫子の兵法に、「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」とあるが、まずは、スタート地点とゴール地点を明確にすることが事前準備。「敵」とはゴールであり、「己」が今の自分。
■他人を正しく評価する
・評価を急がず、じっくりと人物洞察ができる視点を持つ。
・真摯かつ平等に長所や努力を素直に賞賛する。感謝すべきところは真心を持って感謝する。そういう謙虚な心構えが、真の達成には求められる。
■認めることの大切さ
・人を正しく評価でき、賞賛できる人は、気働きが出来る人。人を正しく評価すれば、自分自身も向上していくことができる。気づく力が長けていて、何事も肯定的に受け止められるので、自分自身も肯定的に受け止められ、高いセルフイメージで前向きな人生を送ることが出来る。
■どんな非現実的な行動も、自分にとっては最善である
・期待したことと違う結果が提示されても、現実を直視し、冷静に策を講じるよう心がけることが、無益な対立だけでなく、より良好で円滑な人間関係を築くことになる。
■自分の願望は常に口にする
・願望は、強く願えば願うほど、考えも行動もそれを実現させるべく方向付けられる。
■信念は実績に比例する
・信念とは「人の言う今の心」と書く。「人」とは自分であり、「言う今の心」とは自分の言行を指す。信念は自分の人生を成功へと導く灯台のようなもの。信念なき人生は、不安に脅えながら暗闇を突っ走る危険性といつも隣り合わせである。
・信念は外界からもたらされるものでなく、自らの意思によって確立するもの。
・成功する人は、何も達成困難なことに手を出しているわけではない。今の自分がやり遂げられること、出来て当然のことを確実に実行して、実績を作る。それを元に次の達成レベルを定める。つまり、信念は願いが成就したという実績の量と質に正比例して強くなる。
■楽天的な視点を忘れない
・物の見方・考え方は、人生に対する態度や行動に現れる。成功者は、いつもポジティブで前向きに世の中の動きや物事、ビジネスという人生そのものに臨む。すべからく表情が明るく、行動もいつも積極的である。
■勝ち癖をつける
・勝ち癖をつける。目標はどんなに小さくてもいい。とにかく達成すること。この連続が自信となり、どんな障害があっても「自分には出来る」と思えるようになる秘訣。
・自信は、小さな達成の積み重ねからのみ生まれる。実践することではじめて培われるもの。
■まとめ
「信念」は「人の言う今の心」と書く。知行合一。自分の根本にある人生理念から導きだされた軸と自分が実際に行っている行動が合致しているかどうか。
自分の人生目的に向かうための羅針盤となる「信念」を常に見直さなければならないと思います。信念がなければ、目的地に向かうことなく人生の大海原でさまようことになってしまいますよね。
「信念」は思い込みではない。己を知り、冷静に自己評価を重ねた上で熟成されていくものですよね。まずは人生目的・目標を明確にした上で、それに沿った言動ができているのか、そして客観的に見てそれは正しいことかどうか、ということを柔軟に見直しながら修正をかけていくことが大切ですよね。