■成功の原則
○あらゆる事柄に目標を設定し、計画的に生きる(優先順位を守る)
・時は有限。人生は有限。悔いのない人生を生きるとは、自分の大切な人、大切なものを第一に生きること。もし、願望が明確でなければ、時間は膨張する。理念、目標では主観ではない。原則から外れる人間は理に外れる。
・自分がどうしたいかよりもどうしたら自分の人生の質がもっと向上するかを考えるべきである。
○セルフコントロール能力の習得
・セルフコントロール、すなわち自己統制能力とは、目標に焦点を合わせる能力と最優先の事柄に集中できる能力のこと。
・自らの能力やコンディションなどを考慮した上で、自分に合ったアチーブメントゾーンを設定することがポイント。難しすぎず、易しすぎない目標を設定する。
・願望は強い、意思は弱い。短期的な願望に対しては、長期的な願望をぶつける。そうしなければ、思考と行動をコントロールできない。将来を考えることで自制が働くようになる。
○成功者としての自己概念を形成する
・自尊心→自己概念→価値観→信念→期待→態度→現実を決定する。自己概念が変わらなければ人生は変わらない。マイナス思考にはマイナスの行動が一致してしまう。
・変わるための本質にあるのは思い込み。思い込んで行動し→結果となって自信となり→自信が更なる大きな成果への挑戦となり→挑戦から大きな結果が生み出される→気がついたらここまできた。
・成功者としてのセルフイメージを形成するために、「アファメーション(自己成就予言)」というとても効果的な技術がある。成功者は、自分の成功を予言して目標に臨んでいる。
○心の法則を使う
①信念の法則…信念が現実を決定する。現実とは人が五感を通して近くした世界。
②期待の法則…目に見えないものを心の目で見て信じる。自分の環境を欲する心のイメージ写真に近づける行動をとる。
③因果の法則
・外的世界は、すべて私たち自身の内的世界の反映。すべてのことに原因があり、結果がある。
・他人の願望に入る自分になる。相手の求めるものを提供すれば願望に入れてくれる。真剣に分かち合うことは貢献である。
④習慣の法則
・習慣は第二の天性。無意識の選択まで実行レベルを上げる。付き合う人を変え、書物を変え、環境を変え、技術を磨く。
○パワーパートナーの協力を得る
・達成を追求するとき、どうしても身に着けなければならないことは、パワーパートナーの強力を得る能力。他人が持つ能力を自分のことのように活用する技術。
・相手が自分の願望に焦点を合わせてくれていると思って、一緒にお互いの願望を成就しようとする。そこに共生が生まれる。
○専門能力を開発し、真のプロフェッショナルになる
○過去志向型から未来志向型への変革
○一生学び続ける
○健康管理を徹底し、エネルギッシュに生きる
○実践主義に徹する
・目標達成の秘訣は決断と実行にある。やると決めること、そして成し遂げるまであきらめないこと。そのための事前対応を考えると、優先順位が変わる。
■まとめ
目標に生きる。明確な願望、目標がなければ時間は膨張する。。本当に耳の痛い話です(汗)。
人生目的を土台に持ち、それに沿った人生目標を立てること。それは決して他の人から強制されるものでなく、自分が主体的に立てなければならないものですよね。
学校・会社に目標を立てる宿題をもらうと頑張って考えますが、自分の人生のことは自分で時間を作って考えるしかない。
そんな時間が取れていますか?
日々の忙しさに足下の目標だけにとらわれて振り回され、木を見て森を見ずという状態になりがちですよね。
この本を読んで、もう一度自分は何のために生きているのかということを深く考えさせられました。
人生の土台となる目的に沿った目標を立てなければいけないと。
自分の今やっている行動が将来の自分の成功像に向かって有意義なことであれば、その時間は有効ですよね。逆に、まったく沿っていない場合は意識的にその時間を縮小する必要があります。
ポイントは「願望は強いもの」「意思は弱いもの」。自分がどんな人生にしたいかという強い願望(夢?)を常に持っていること。それを何ものにも優先させることが重要なのだと強く感じました。