1日1冊、ビジネス書を戦略的に読破するーレバレッジ・リーディング


■本を読む目的を明確化する

・読み始める前にもう一度その本を読む目的を明確にしておくと、重要なところとそうでないところの見極めがはっきりつくようになる。したがってどうでもいいところは捨てることができるので読むスピードが速まる。その上で目的を意識しながら読むと、内容をよく吸収できる。

 

■カラーバス効果とは

・読み始める前にこの本から何を得たいかをイメージしておけば、たとえ飛ばし読みをしていても、大事なところに差しかかった時、何か引っかかる感じがする。

・カラーバス効果を使うと、素早くページをめくっても、目的の個所で目がとまる。深く考えるのではなく、イメージを描くだけでOK。

・読み始める前に描くと描かないとでは、理解のスピードと、脳への吸収率が明らかに違う。

 

■自分に合った読書環境を見つけよう

・バラバラな時間帯に読むよりも、毎日何時から何時までというように事前に時間を決めると、習慣になり、継続しやすい。

・朝の読書は、日々のモチベーションや仕事のリズムをつくるペースメーカーの役割を果たす。

 

■習慣に合わせて読む

・すでに生活の一部分となっている習慣と、読書とを組み合わせてしまうこと。

・肝心なのは習慣にして続けること。続けなければ効果はない。

 

■16%をつかめばOK

・極論を言えば、100項目すべてを抜き出して、一つも身につけないよりは、重要な一項目だけを抜き出して、それを実践するほうが、リターンを得られる。

・レバレッジ・リーディングはあくまでも投資活動なのだから、単に本を多く読みこなすというのではなく自分の課題や目的・目標にとって必要な情報だけが得られれば、それで十分。完璧主義は捨てること。

 

■一冊の内容を俯瞰する

・一ページ目から読み始めず、帯・カバーの表袖、それからまえがき、目次を眺める。そして最後のあとがきを読む。この一手間をかけることで、格段に効果的な読み方ができるようになる。

 

■「単なる本」を「収益を挙げる資産」に変える

・読みながら重要なポイントに線を引き、印をつけ、ページの角を折る。そうすることで「単なる本」から「収益を上げる資産」に変える。

・同じ本を読んでも、どこに線を引くかは、人によって全く異なる。違うからこそ、それぞれの人のパーソナルキャピタルとなり、役に立つのだ。

 

■余白にどんどん書き込め

・投資としての読書のコツは、自分の身に置き換えて読むこと。「自分だったらどうするか」をシミュレーションしつつ読んでいくと、アイデアがどんどん出る。

・人によって目標や現状の課題は違うので、当然重要だと思って線を引く場所や、ピンときてアイデアを書き込む内容も全く違う。それぞれがつけた足跡がその人の資産になる。

 

■まとめ

「カラーバス効果」とは・・・家を出る前に「今日一日で、赤い色のものを何個見つけられるかな?」と思う。すると街に出たとたん、世の中はこんなに赤があふれていたのかと驚くほど、ポストや赤い文字の看板、赤い花など、赤い色のものが目に飛び込んでくる。もちろん赤いものが増えたのではなく、ただ意識していると目につくという現象。

加藤昌治さんの『考具』(阪急コミュニケーションズ)より

 

このカラーバス効果を利用して、読書をするということはすごく効果の高いものであると思います。

まず目的を持つ。

そして目的を持った読書をすると、自分の目的意識にひっかかるキーワードが次々と目に飛び込む、その部分を拾う。そしてまとめる。

その行動を多読によって繰り返すことによって、そのキーワードのことに関してはかなりのインプット量になってくるわけですよね。

 

ざっくりと一から十まで本を味わうように読むと結果としてぼけて得るものがぼけてしまう。

自分が欲しいキーワードについて意識をして、多読することによってそのキーワードに関することはかなりのインプットを効率的に得られるというわけですね。

 

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投稿者: Masahiro Ito

サーフィンとマラソンをこよなく愛する自称ソーシャルサラリーマン。 自分自身がメディアとして発信できる新しい時代の波に乗るために奔走中。 伊藤人語では、読書初心者の方にポイントを紹介。 僕が薦める本に興味を持ってもらえればこれ幸いでございます。

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