世界を征服するより、自分を征服するほうが難しい
・内面をコントロールできなければ、他者や社会を、まっすぐに正しく見つめることはできない。
・内面のコントロールとは、感情、思考、言葉、行動の4つのコントロールである。
失われた自分を取り戻す
・ペルソナ=周りに評価されたり形容されたりする中で、社会的に生きていきやすい自分をつくり上げていくこと。
・必要なのは自分を取り戻す意識である。周りを意識した自分を解き放ち「本当の自分」と向き合っていくことである。
・自分を失わせ、社会性を持たせることは、実は不安を消し去ることでもある。
自然体とは、内面と外面が一致している状態
・感情的な乱れは、基本的にはなくなる。瞬間的にあったとしても、元に戻す修正能力が発達する。だから、全ての瞬間に幸せを感じられる。
・まずやるべきことは、実は内面と外面が離れていること、ギャップがあることを認識することである。
幸せの絶対的な基準をもつ
・自分自身で幸せの絶対的な基準を確立させること。
・幸せの基準を自分で設定できる人こそ、自分で幸せをコントロールできる人である。
・必要なことは、何より自身の成長を意識することだ。未熟から成長へ向かうプロセスこそ生きる意味だと気づくことである。
不満の原因は自分の中で見つける
・不満を自分の原因に昇華できたなら、そのとき不満は不満でなくなる。
・起きたことに対して、どう解釈するかは自分次第なのだ。
・大切なことは、不満を言おうとする癖や習慣を、意識してなくしていくことだ。
つよがりは成長の糧となる
・根拠のない自信を持つこと。自分を過小評価しない。
学びに対して貪欲であれ
・すべての時間を学びの時間にする。
自分にとっての理不尽は、相手にとっての合理である
・自分の価値を図るモノサシから見れば理不尽、不条理でも、相手のモノサシから見れば、合理性がある。
本当に権威がある人は、権威を振りかざさない
・権威を振りまわす人間というのは、自分の権威のもろさを、誰よりも熟知するものである。
・媚びない人生を生きていくためには、人間としての強さを身につけなければならない。
従順な羊ではなく野良猫になれ
・「野良猫」になれないのは、野良猫になるための努力が不足していたことと権力に対する意識を必要以上に大きくしてしまったこと。
・野良猫というのは、自由で独立した存在である。
・社会や企業というのは、残酷なまでに大胆に、そして節操無くその基準や規範を変えるもの。そのためむしろこの先は野良猫的な「出る杭」になることは必須条件である。
まとめ
どうしても自分に無理をしたり、自分の意にそぐわないことを習慣的にしていると幸福感は薄らいできます。
自分のことを熟知して、社会的に作られた偶像(ペルソナ)になることを拒絶して自分の内面(こうありたいという感情や思考)と外面(ふるまい・言葉)を一致させるよう意識を持っていくことが重要だと思います。
そのためにしなければいけないことは「内面と外面のギャップを知ること」「幸せの絶対的な基準を持つこと」「不満の原因を自分の中に見つける」ことだということです。
そうすることで、自分の内面と外面が近づいていき、自然体にふるまえるようになるのですね。
社会が作り上げた枠やいわゆる常識というものを疑い、自分の信念や幸せの在り方というものを見つめなおし、自分の絶対的価値観を見つけることが幸福感を得る第一歩となるのでしょうね。