長い目で見れば「その失敗がプラスになった」という視点
・行動を変えるためには、「視点を変えること」が大切なのです。
・長期的な視点をもつことで、私たちは「失敗や成功を過剰に大きなものとしてとらえる」という過ちを犯しにくくなるのです。
・長期的な視点に立つと、人生の浮き沈みは小さなものとして捉えやすくなります。失敗や挫折などの体験からも、教訓を見いだしやすくなります。視野を広げることで、心の平穏を保ちやすくなります。
・「楽だが、成果が得られない道」ではなく、「遠く険しいが、正しい道」を選べるようになる。
・人生で直面した思いもかけない困難や苦しみも、あとになって振り返ったときに、「それらが起こったことが、むしろ長い目で見れば自分にとってプラスになった」と思うことがあります。
ペンの「底」ではなく「側面」を見る
・「習慣の力(セルフ・コントロール)」をマスターしている、「階段のマインドセット(ちょっとキツいが正しい行動をとる思考)」をもつ人は、このような短絡的なものではない、長期的な視点を持っています。
・「いま、ここ」に心を奪われず、ベストを尽くすことに集中し、結果については必要以上に思い悩まないという考え方をもつことで、心の平穏を得ているのです。
・まず、手に持っているペンを縦にして、底を目に近づけます。これが、「いま、ここ」の視点です。次に、ペンを目から遠ざけて横にし、全体が見えるようにします。これが、「人生全体の視点」です。
大切なのはペンを底からではなく、横から見るという視点です。
「全力を出し尽くす」ことで、道が開ける
・全力を尽くしていれば、そのことに誇りを感じ、意欲が高まり、勢いが増します。多くの人が楽な道を選ぶ中、日々、全力で目標に向かって取り組んでいれば、物事は必ず望ましい方へと向かっていきます。
・ベストを尽くしていないのなら、今日からでも、全力で物事に取り組みましょう。いい加減に物事に取り組んでいても、得られるものは何もありません。
今日、起こった出来事には、必ず、何らかの「意味」がある
・私たち人間には、「目の前で起こる出来事の意味を理解すること」はできません。また、その出来事によって自分の人生にどんな影響が生じるのかを知ることもできません。
未来を予知する能力のない私たちには、今日起こった哀しい出来事が、人生の中でどのような意味をもっているのか、解釈することはできないのです。
・しかし私たちは、「今日、起こった出来事には、必ず何らかの意味があるのだと信じることができる」のです。
・「あなたがどう生きるかによって、どんなに哀しい出来事でも、あとで振り返った時に何らかの必然性を見いだせるようになる」のです。
まとめ
誰だって失敗することってありますよね!
でも失敗することがあるってことはあなたが行動してるってこと。
楽な方に逃れてことなかれ主義でやってきていたら失敗することなんてそうそうありませんよね。
だから、失敗することはなにも恥ずかしいことではないんです。
いや、むしろ誇らしいことなんですよね。
失敗すると、心穏やかではなかなかいられないものです。
そんなとき、どうやって失敗したことと向き合えばいいのか。
それは、「いまここ」で考えるのではなく、将来を見越した長期的な視点で失敗と向き合うこと。
あの時、失敗したからこそ今いい結果が出ている。
そんな経験って誰しも多かれ少なかれあるのではないでしょうか?
ボクも内容は言えませんが(笑)、結構無謀に飛び込んで失敗したことがありました。
でも、今考えればその失敗があったからこそ、その時以上の痛手は追うことはないし、むしろ経験則で自分自身を正しい方向へ導くことができます。
「未来」の奴隷になって、「いま、ここ」を犠牲にするのはボクは異論を唱える。
けれど、「いま、ここ」を懸命に努力することで「今」も「未来」も輝ければ本当に素晴らしい人生になるのではないかと思いますよね。
失敗を恐れるのでなく、むしろ求めながら行動は「いま、ここ」から始めよう。