期待された以上のものを相手に与える
・目指したいのは、自分自身を理解しようとするだけでなく、目の前にいる相手の感情をも理解することだ。
・相手自身が認識していなくても、相手以上に相手がおかれている状況や相手の感情を理解しようとすることによって、最終的に相手を制御することが可能となる。
・制御するというのは、強引にコントロールするということではない。自分が目指す目的地に相手を導くようなイメージである。
・与えることに徹すると、その間接的な効果として、周囲に自分と同様の「与えている人たち」が集ってくる。
・誰かに何かを与えた瞬間、取引は完結していると考えなければならない。
・自分が期待した以上のものが返ってきたとき、人は感動する。
違和感を大事にすれば、対人関係で間違わない
・まずは自分の心に聞くことだ。頭で考えるのではなく、何か違和感を持ったら、それを大事にする。
・そもそも言語というのは、完全ではない。感じたことのすべてを言語で表現することはできないのだ。だから、言語だけで物事を考えるのは危険である。
本当の強さを手に入れなければ、自然体にはなれない
・自分そのものが強くなければ、自然体にはなれない。
・自分の強さがわかっている人間は、他者に対して何かを見せびらかそうとはしない。
いい人になろうとしない
・自分の成長につながらない関係、愛情につながらない関係は、シビアに見極める必要がある。
・決して長くはない一生の間にどのような交友関係を築きあげるか。豊かな人生を築いていく上でこれ以上、大切なことはない。
・もとより人間関係においては、みんなから好かれる必要はない。そもそも全員に好かれることはできない。そして、そうあるべきではない。
誰もがパワーストーンのような存在になれる
・人は、価値観が合わない人に評価されても大して嬉しくないものだ。ならば、価値観が合わない人に非難されても、悲しく思う必要はない。
・対人関係において、自分と合わない人にまで、自分の心の中のエネルギーを使いすぎるのは禁物だ。心がすり減ってしまい、本当に大切な人に自分の愛情を注ぐことができなくなる。
・他者からどう思われるかということを改善したければ、まずは自分自身を大事にしなければならないのだ。
伝えたかどうかではなく、伝わったかどうか
・人間関係で大事なこと、とりわけ与える立場で大事なことは、愛するという気持ちを伝えるだけではなく、愛を本当に感じられるように、相手の立場に立って考えたかどうか、ということである。
・説得できるとは限らない。共感してもらえるとは限らない。自分の思いが相手に伝わっているとは限らない。
相手の目を見てサイレントギフトを贈り続ける
・相手に接するとき、相手が自分にとって特別な人間であることに気づかせてあげるとよい。実際、自分がこの人と親しくなりたいと認めた人であれば、相手は自分にとって特別な人間だと思っていいだろう。
・自分中心の感情を抑えて、相手の感情に目を向けることだ。相手がいかに素晴らしいかということを、相手に気づかせてあげる。
・相手に主役を譲るのだ。結果的になってしまった脇役は寂しいものだが、自分の意思で選んだ脇役は違う。心が平穏になると同時に、相手を気持ちよくさせられたことに、大きな喜びを見出せる。
まとめ
すべての人に好かれる必要はない。
この言葉で救われた気持ちになる人も多いのではないでしょうか。
相手の感情を理解し寄り添うことは必要だが、深入りし鵜呑みにしてしまうと自分が自分でなくなる。
自分自身の判断基準をしっかりと持ち強くなることで他者に依存しない自分をつくることが最優先課題。
自分が自分自身を大切に思い、自分の価値観を大切にすること。
それにより、共感してくれる人たちを引き寄せるということを実感する今日この頃です。