ソースを実行する6つの方法論ー「ソース」


自分のワクワクを書き出そう

・「ソース」のプログラムをすすめていく上の第一のステップは、自分の中にある、やむにやまれぬ興味や関心が何かを知ることです。

・「ソース」の第一歩は「過去」や「現在」「近未来」から自分が好きなものを探し出すことです。
そこでみつかったものが「ワクワクのリスト」を構成します。ワクワクのリストに書かれたことは、あなたの心をわきたたせ、喜びや満足感をもたらす活動です。

 

同時実行が生む相乗効果

・あなたにとって大切なことはすべて、今すぐ実行する価値のあることです。

・自分にとって大切なことに関心をはらいつつ、ワクワクのすべてを実生活に生かさない限り、人は幸せにはなれません。

・ワクワクを残らず実行していくと、人生の新しい扉が開いて、それまで夢にも思わなかった人に出会ったり仕事にぶつかったりします。
新しい生き方が生まれ、新しい出会いや天職に恵まれます。

 

同じ量の情熱を傾けよ

・自分がすることすべてに同じ量の情熱を傾けるようになると、最初に考えているより、時間の余裕が出てきます。
精神を集中して時間を有効に使うようになるので、少ない時間でより多くを達成できるようになります。

・同じ量の時間やお金をかけるのではなく、同じ量の情熱をかけることで、やりたいことを全部できる生き方が可能になります。

 

小さな一歩を踏み出そう

・たとえ目に見えないほどの小さな一歩でも、それが願望に向かって正しく踏み出されたものなら、動きにはずみがつき、もはやそれを止めることはできません。

・心の奥底に潜んでいたワクワクの実現に向かって小さな一歩を踏み出すと、ワクワクそのものに力がついてはずみが生まれます。
言わばワクワクに自己推進力がつくのです。

 

目標は立てるな

・将来の一点に目標を設定することは現実に合いません。むしろ目標にこだわるあまり、一見目標と関係ないように見える貴重な体験やすばらしいチャンスを見逃してしまう可能性があります。

・目標を立てる代わりに、目指す方向だけを決めておくほうが、長期的には多くを成し遂げられるのです。

・目標を定めていると、目標点に到達しない限り、たとえ何らかの成果はあっても敗北感につきまとわれます。

 

信念を持ち、自分の直観を信じよう

・信念には偉大な力があります。信念は私たちが望む方向に汽車を走らせる機関車の役割を果たす、人生の原動力といえます。

・重要なことであろうが、ささいなことであろうが、人物や状況に対して自分が直観的に感じたことを決して無視しないで下さい。

・直観の目的は、あなたの行動や進むべき方向を示して、あなたが自分らしい人生を歩めるように導くことです。

 

 

まとめ

「重点思考」や「優先順位」といった考え方は何かをなすためには何かを犠牲にしなければならないという考え方ですよね。

この既成概念が見事に打ち崩された感があります。

 

このソースのプログラムが提唱するのはやりたいことは余すことなくすべて実行するということ。

やりたいこと、わくわくすることに同じだけの情熱を注ぐことが大切なのだよと。

 

確かに何かをやりたいがために何かを犠牲にするという考え方では、結局心のどこかに不満やざわつきを残してしまうことになってしまう。

自分のワクワクすることすべてに向き合い、分け隔てなくすべてを実行するということを心がけたいものです。

 

そのためには、ガチガチに自分を縛るような目標は一切立てることなく、自由で開放的な自分の直観を信じて人生を展開させていくことが大切ですね。

 

 

 

誰もが信じている嘘−「ソース」


責任感のウソ

・人がとるべき責任ある行動はただひとつ。自分が心からしたいことをすることである。
それが人生で最も責任あるこうどうであり、その人が負う最高の責任である。

・世間のいう責任感の問題点は、それが罪悪感にもとづいている点です。罪悪感は恐れの感情に根ざしています。

・人にとって最高の責任感とは、自分自身に正直になり、自分の心からの願いやニーズに忠実になることです。

 

ヤル気のウソ

・無理矢理にヤル気を出す必要があるのは、したくないことをしなければならないときだけです。

・多くの人が仕事にヤル気を持てずに能力を出し切っていないのは、他の人が期待することをしているからです。

・心から夢中になれるものがあると、人はそれを無心に追い求めます。
そのワクワクを周りの人間も認めてくれ、励まされると、ワクワクに自己推進力がつき、勝手にどんどん前進していきます。

 

能力のウソ

・ワクワクすることや好きなことに適性がないと思う場合は、なおさらそれをやろう。

・大切なことはただひとつ。自分をワクワクさせることや夢中にさせてくれるもの、幸せな気持ちにさせてくれるものを一途に追い求め、実行することです。
・自分がワクワクする分野に適性や能力がある人はすばらしいと思います。迷わずにそのまま突き進んで下さい。
しかし能力や適性がないと思っている人も、そのワクワクを実行に移していきましょう。これは選択の問題ではなく、自分に対する義務なのです。

 

上手のウソ

・ワクワクすることなら、人は自然にヤル気が出てきて、だんだん上手になっていくし、幸せで満足そうな人のところには人や機会やお金が引き寄せられてくるものです。

・注意しなければならないのは、能力がなければやれないと思い込んでいると、怖くて足を踏み出せない、という点です。

・誰でも好きなことがあります。生まれつき好きなことがあります。それは人と比較したり批評するためにあるのではありません。
生かされるためにあるのです。自分を表現するためにあるのです。

 

決断のウソ

・決心をぐずぐず先に延ばすのは、ものごとの進行過程においてすこぶる自然で必要なことです。悪いことではありません。
私たちがぐずぐずと決断を先に延ばしているとき、実際は、潜在意識が情報を収集して、次に起こる事態にそなえて準備をしているのです。

・決断を延期することにはもうひとつ別の効果もあります。自分にとって精神的または肉体的に好ましくない状況を避けることです。
必ずといっていいほど、ある状況に入り込むほうがそこから抜け出るよりも簡単です。

 

妥協のウソ

・現在の自分に能力がないからといって、自分のワクワクを無視してはいけません。

・自分がやりたいことを全部やるのは可能だ。むしろ、やりたいことはすべてやるべきだ。真に豊かな人生を送っている人たちは、やりたいことをすべてやれる生き方をしている。

・自分の思い通りの人生を、自分でデザインしましょう。夢をすべて叶えることは可能です。人生に妥協など必要ないのです。

 

優先順位のウソ

・優先順位はどこか無理があって、不自然です。経営学や一般の成功哲学では物事に優先順位をつけるように教えますが、人間の基本的なニーズである自己実現という面ではマイナスの効果しかありません。

・いつも優先順位に従って生きていると、心のよろこびがわからない人間になり、人生の重要な決断をする際に多面的に考える能力を失います。

・人生において大切なことはたった一つ。自分が生まれた目的を見つけ、心も体も満たしてくれる方向に向かって歩んでいくことです。自分が生まれながらに持っているワクワクや夢をすべて実現する方向です。人生の目標地点を定めたりせずに、方向のみを定めましょう。

 

 

 

まとめ

目からウロコだったのは、今まで読んだ自己啓発書の中では完全に推奨されていたことが完全に否定されていること。
多くの自己啓発書は「決断しなさい」「優先順位をつけなさい」「妥協してはならない」。。。
と書かれているものが多いのですが、著者はこれを嘘だと言い放ちます。

世間にある多くの自己啓発書によって陥ってしまう罠があります。
それは「成長のためにこうしなければならない」「変わらなければならない」とプレッシャーを感じてしまうこと。

いわば、他者の成功体験による自己を矯正するかのような言い回しによって、自分自身に鞭を打ち強いるように自分の行動を縛ってしまうことです。

強制を伴う行動はたとえポジティブな行動であっても、疲弊し本末転倒となってしまいます。

本当に必要なことは、内側から沸き立つようなワクワク感に突き動かされて実行していくことですよね。
なにか目が覚めたような感覚を覚えました。

あなたが目標の奴隷となっているなら、一度手放してみませんか?
なによりもあなたのワクワクするものが現れるまで待っても遅くはないと思います。