選ぶ−時間に支配されない人生


前例があることはやらない

・前例がなければやらないではなく、前例がないからやる。むしろ前例があったらやらない。

 

つねに複数の選択肢を設ける

・読書をしたり、人から話を聞いたりするなど間接体験を通じて視点を増やす行為を能動的に行っていれば、体験できる世界が大きく広がる。

・選びうる複数の道を用意できて初めて、自分だけにしか選べない道を自信を持って進むことができるのだ。

 

何を選んだかで勝負が決まるのではない

・自分の人生は、運命により既に決まった道に乗ってしまっていると思うと、人は無気力になる。運命論者になってはいけない。誰もが世の中に対して強烈な影響力を及ぼす革新者になる必要はない。しかし、道なき道を開く、自分の人生の革新者であるという自覚を持って進んでほしい。

 

迷うことを躊躇してはいけない

・迷いは、そこに選択の可能性があるから生じる。迷いと選択はコインの裏表である。

・何を選ぶかに正解はない。正解は、その後の行動により、自ら構築するのである。

 

断りの「ノー」は内面への「イエス」

・本来なら「ノー」にしか値しないことに対して、中途半端に「イエス」と言ってしまうのは、他者の目、外部の基準に振り回されているからだ。

・最初にして最後に耳を傾けるべきは、内面の声以外にない。自分の時間、自分の行動に対する貪欲さを持って、決然と「ノー」を表明してほしい。

 

目的地は何度変更してもいい

・決断の精度を高める努力は大切だが、それ以上に重要なのは、決断後に軌道を修正する能力、変化する文脈を把握する能力である。

・目指す目的地に対し、ストイックに突き進む厳格さ。目的地を絶対視せず、変える時は変えるという柔軟さ。常にその二つを兼ね備えた人間でありたい。

 

昨日の自分にこだわる一貫性は無意味

・昨日の自分より今日の自分が成長している。今日の自分より明日の自分が成長している。成長するにつれて、自分の価値観が変わっていくのは当然である。変わらないということは、成長していないということである。

・根幹の部分はぶれない軸をつくり、それ以外については開かれた目を持って柔軟に適応する。そうしたしなやかな生き方を目指すべきである。

 

一ヶ月間必ず定時に帰宅してみる

・一度しかない人生を、義務感と生活の維持のためだけに費やし、自分にとって何が本当の幸福なのかを追求しないのは、とても残念な生き方に思える。

・変化の起点は、組織にあるのではない、あくまで自分が起点である。

・お金を稼ぐだけの仕事を成長のための仕事に変えるのは自分自身である。

 

 

まとめ

今までの自分は過去の自分の選択の結果。これはこれで、自分の中で納得感・満足感を持つことが大切だと思います。

でも、もし今の自分に納得感がないとしても、未来の自分はこれからの選択次第でいくらでも変えることができるということを常に自覚しておきたいと思います。

 

例え今が辛く、苦しいとしても、それは全て人生における自分自身の結果だから、他の何もののせいにもできないという自分の選択への責任感をもつこと。

そして、未来に大きな夢や希望をもって、自分自身がそれに沿った選択をしていけばいいこと。本当に単純なことなんですよね。

良い選択をするためには、自分自身に太い軸を持ち、絶対不可侵の自分をつくる。毎日がそのための積み重ねであるように瞬間瞬間の選択を大切にしたいですね。

 

 

 

 

 

 

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読むー時間に支配されない人生


著者とともに山を登るように読む

・一時間を読むことに費やしたらその後の三時間は考えることに費やすべきである。

・本はある人が深く考え抜き、その結果到達した地点から振り返って、たどってきた道や最終的に導かれた結論を記した完成物である。

・単に文章をなぞるだけの受動的な読書は、山道を自分で登らず、ヘリコプターで山頂まで上がってしまうようなものだ。そこから得るものは少ない。精神的な成熟を得るには、能動的な読書が不可欠なのである。

 

模倣に創造をまぜてストックする

・本の著者は多彩な、すぐれた視点を持っている。その様な視点を吸収し、自分の中に引き出しを数多く備えていくのである。

・著者の視点と自分の思索を混ぜ、統合されたものを新しい視点として手に入れる。それを自分の言葉として語る。そうなったときに初めて、その本は自分の糧、血肉になったと言える。

 

二百色の精密さで世の中を把握する

・自分にとって理不尽に思えることでも、他者にとってそれが合理的な真実なのであれば、認めるしかない。視点によって世の中の見え方が変わる以上、多くの視点を手に入れることで、相手の視点を把握するしかない。

・読書によって、視点を分類する際の精度と繊細度は格段に高められるのだ。

 

三回読めば完全に自分のものとなる

・三回読むと、一カ月、半年、一年と時間が経過しても、その論文について「構造+ポイント+自分の意見」を語れる。その様な立体的な読み方をしていないと、数週間程度で内容の理解が乏しくなり、どうでもよい瑣末なことしか言えなくなる。

・本を読む際にも、やはりその本質を見極めることに集中しなければならない。著者が一番伝えたいことは何かを考え、それに対し自分はどう考えるかをチェックする。

 

行動が伴わない読書は空虚

・思考と実行の両方があって初めて人間は成長する。どちらかだけではいけない。

・それまでにあった思考体系、価値観、行動指針、心構えを磨くために読むという姿勢を意識すればよい。

 

疑似体験から未知への対応策を学ぶ

・人は試行錯誤と実体験からしか学べないわけではない。そこにこだわり過ぎてはいけない。思考のみによっても、状況に向き合うことはできる。

 

生涯を通じて対話できる著者を持つ

・読み手の思考が深まり視野が広がることで、同じ文章であっても、そこから得られるものは変わってくる。本に命を与えるのは読者なのだ。

・自分がいくらでも泳げる海のような本を探そう。内面の友人を得れば、孤独は怖いものでなくなる。

 

 

まとめ

著者とともに山を登るように読む。

人生においては自分の経験や失敗を積み重ねることで、自分の学びになって成長できる 。

これはまぎれもない事実ですよね。

でも人生の中で遺されている時間って限りがありますよね。

経験を重ねるうちに、自分はどんどん年老いてしまいます。

 

もっと効率よく自分を成長させるものは何か。それは間違いなく主体的な読書だということです。

読書で著者の成功体験や失敗からの学びを疑似体験することによって、その考え方や行動ノウハウを学ぶこと。体では身につかないが、思考方法は身につけることができる。

その上でその思考方法に基づいて自ら行動すると、成長スピード・成長の角度というのが全く違ってきますよね。

 

受動的ではなく、主体的に読書することで読書の価値を何倍も高めていきたいですね。

 

 

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渇くー時間に支配されない人生


 渇望から全ての成長は始まる

・渇望があるから情熱が生まれる。情熱があるから挑戦できる。年齢を重ねても、渇望する力さえ失わなければ、人は青春を保つことができる。

・生きている限り成長を渇望し続けること、それこそが、生きる理由となる。

 

思考、感情、言葉、行動を成長させる

・内面の成長の4要素

①    思考…知識が増え、論理性や物事を考える能力が高まる。

②    感情…感情をコントロールし、つねに穏やかな状態を維持できる。

③    言葉…難しい言葉を使わず、説得力のある形で言葉を述べられる。

④    行動…考えを行動に移し、その結果から学びや次の行動の源泉を得る。

 

内面に揺るがない評価軸をつくる

・内面の成長とは、外部からの評価とは関係なく自分が決める成長である。

・「大人になる」とは、外部の評価軸を受け入れるだけでなく、自分の評価基準を育てることと同時進行でなければならない。そして、ある時点で、両者の主従を逆転させることが必要になる。

・自分の中に外部と内部の、二つの価値基準が存在することを意識する。そして信頼に値する内部の価値基準を育てることで、外部の価値基準に揺さぶられない自己を確立する。

 

見たいと思わなければ見えない

・人間は未熟がデフォルト(既定値)である。失敗を容認し、自分を完全否定せずに進んでいくしかない。

・自分に希望をもてないのは、過去と現在の自分だけを評価してしまうからだ。しかし、人間は未来に向かって生きる存在である。どん底に陥っても、前を向いて行動を起こし、そこから抜け出した人など世の中にごまんといる。

 

外部に原因を求めてはならない

・自分が成長できない理由を環境のせいにしようとしたら、理由はいくらでも見つけることができる。外部に原因を探している限り、環境をどんなに変えても自分は変わらない。そもそも設問が間違っている問題を延々と解き続けるようなものだ。

 

結果の最終評価者は自分

・自分では最善を尽くしたと思っていても、客観的な結果が得られない時、人は不安を感じたり、いたたまれない気持ちに苦しんだりする。だが、コントロールできない外部的な要因に、余計な時間とエネルギーを費やすのはもったいない。

・客観的な結果と自分の内面にある結果は違ってよい。最終的な評価者はあくまで自分である。客観的な結果とは違う次元で最善を尽くしたという感覚があるなら、それは完全に成功だと認識してよいのである。

 

幸福とは明日ではなく今日求めるもの

・一般的に、幸福は未来にあり、頑張って獲得するものだと捉えがちだ。しかし、今日頑張って明日目標が達成できた時の、明日を幸福だと考えるなら、人は永遠に幸福を追いかけなくてはならない。

・幸福は、目標達成を目指して努力する今日にある。幸福の置き場を未来に据えるのでなく、今日が幸福だから、明日も幸福なのだという補完関係に、自分のマインドをシフトさせよう。

 

 

 まとめ

「渇く」と聞くとカラカラで何か(水分?)が足りない状態とどちらかと言えば、マイナスイメージの表現ですよね。

著者が捉える「渇く」というのはすごくポジティブなイメージ。

成長のためのエネルギーに必要な状態。そして年齢にかかわらず「渇く」ことで生涯にわたって成長への原動力を得ることができる。

人間、現状に満足してしまった時点でそれ以上の成長はありませんよね。常に渇き続けたいものです。

 

もちろん潤すという目的があってこその渇きですが、「潤し」を未来に据えて必死に苦しい努力しているのでなく、毎日の成長に向けた努力で瞬間瞬間に「渇き」と「潤し」を交互に得ることが成長に繋がると感じます。

 

たとえ「渇き」を潤そうとして行動した客観的な結果(他者評価)が間違っていても、それが自分の内面の軸(ミッション)に沿っていれば自信が持てたり、成長を自覚したりできますよね。

いつもそういう思考をしていたいものです。

 

 

 

 

 

 

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聞くー時間に支配されない人生


会話の八割は聞くことに徹する

・聞くことは自分が観察者になることであり、ときに相手よりも優位なポジションを保てる。

・八割は聞くことに徹し、残りの二割を話すことにあてる。自分が話すことも、二度考えていたうちの一度話すくらいの感覚でいいだろう。

相手が表現しきれない部分まで聞く

・聞くとは自分の注意や集中力、時間を相手に与えることである。話を真剣に聞いてあげる姿勢を見せるだけで、人間は好感をもたれる。

・聞き方としては、相手がことばとして表現しきれない、あるいは相手の内側にある事まで理解しようとする姿勢が大切である。五感を総動員し体全体で聞く。

自分が発する言葉の稀少性を高める

・自分が語る場合は、基本的に聞かれることに答えるというスタンスでいい。しかもできるだけ簡潔な言葉で語る。決して語り過ぎてはいけない。

・言葉の稀少性を高めなくてはならない。発する言葉の一つひとつの意味が本質的であること。それを周囲に認識してもらえれば、この人の話には耳を傾けるに値する内容があると思ってもらえる。

・自分が発する言葉がどのような結果をもたらすかという想像力をもち、言葉を発する前に深く考えよう。そうすると、言葉の量は少なくなるし、速度も遅くなる。それでまったくかまわない。

10個主張するうちの9個を譲る

・自分の主張を通すためにはその稀少性を高めなくてはならない。

・表向きには大きな包容力で接し、内面には山のように動かない信念を持っている。外部に合わせても、内面で自分を裏切らなければいい。

相手の欲望の源泉に働きかける

・相手の行動を促すには、相手の欲望やモチベーションの源泉に働きかけなければならない。その時に有効なのが右脳的なコミュニケーションである。

・根源的にいえば、それは、相手が生きる価値をどこに求めているかを理解する作業なのである。

聞く耳を持たない人に反論しても無駄

・器の大きさは戦うことによって形成されるものでもあるので、若いうちは大いに戦っていい。その度に内面で反省し、徐々に成長していけばいいのである。

・互いに高め合える関係なのかを見極めよ。聞く耳を持たない人に反論しても不毛である。

他人の助言をうのみにしてはいけない

・自分がおかれた世界、向かおうとする世界がはっきりと見えない時、その世界を先に体験した人の意見を聞くのは大切である。しかし、それにより得られた知見は、あくまでも自分が最終的な判断を下すための材料にすべきだ。

・他者の意見はうのみにしないという決意を備えていないと、人は簡単に洗脳やマインドコントロールをされてしまう。対話の相手がどれほど素晴らしい人であっても、その決意を変えてはならない。自分の選択や決断を委ねるに値する意見は、世の中には存在しないのだ。

 

 

まとめ

聞くというのは、自分の集中力や注意、そして時間を相手に与える行為。

この本を読むまでは、聞くという行為についてその意味を特に何も考えていませんでした。

 

相手の話をとことんまで真剣に聞く、相手が言いたいけど言葉にしきれない、その内面までを理解しようとする。

そして、自らはその会話の中での2割の発言にとどめて、自分の言葉の稀少性を高めていく。

 

そうすることによって、自分の主張の価値や相手からの信頼感を得ることができるんですね。

ただただ主張することは、自らの価値を落とすことにもなりかねない。

 

自分の軸はしっかりと内面に持ちながらも、相手の主張を理解し、受け入れ、自分の内面を裏切らない範囲で受容することが大切なんですね。

 

 

 

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時間を支配するー時間に支配されない人生


時間を使うとは命を配分すること

・命の有限性を意識した時、自分が幸福に向けてできる最大のことは、自分に残されている命=時間を、どんな活動にどう配分するかを考えることにある。

・時間を使う上での判断基準となるのは、人生に置いて何を一番大切にするのかということだ。

自分が成長できる場だけに身を置く

・判断基準となるのは、それが自分が成長できる場か否かに尽きる。自分の内面を構成する4つの要素「思考、感情、言葉、行動」をどれだけ高めてくれるかが問題である。

時間に人生を支配させてはいけない

・自分の人生を生きるとは、人生を自分のものにするということである。

・まずは自分が時間の主人であることを明確認識すること、そして、どこにどれだけ時間を配分するかという選択において、自分の意思を介在させることが出発点として重要である。

横に並べているものを縦にする

・全てに時間を均等に配分することは、自分の人生に対する冒涜である。

・「横に並べているものを縦にする」という意識をもち、やるべきことの優先順位をきめよう。そのための判断基準となるのが、「自分は何のために生きているのか」という原点である。

集中力により時間の濃度を高める

・人生の最終的な価値は長さ×深さで決まる。ひとつひとつの瞬間に注入する魂の濃度によって、時間の価値=人生の価値が決まる。

・時間の深さを高めるには、緊張感と集中力に尽きる。

人生を短くしているのは自分自身

・優雅なる自分だけの時間をつくるためにも、何に集中するかを決めることが必要になる。それはすなわち、何に集中しないかを考えることでもある。

未熟さを知ることが成熟への第一歩

・自分の未熟さや弱点に気づくことは、成長のための第一歩である。それを改善する行動を起こす。さらに、それを反復する。この三段階を踏むことが、人間としての成長につながる。そう考えれば、未熟さに向き合うことに、喜びを見いだせる。

「忙しい」のは器が小さい証拠

・つねに「忙しい、忙しい」と感じて毎日を送ることは、時間に支配されて生きることである。「忙しい」と人に言うことは、自分の時間のマネジメントの未熟さを、ひいては自分のキャパシティの小ささを告白していることにほかならない。

自分に最大限の負荷を与える 今の自分を基準にしてはいけない

・高い目標と、タイトなデッドライン。それは自分の未来の可能性に対する信頼の表れでもある。

・挑戦は未来の自分の可能性に対するエールである。目指すは挑戦の常態化なのだ。

目的を短く刻んで軌道を修正する

・目標に無駄なく到達するには、時間を短く刻み、常に「何のためにこれをやっているのか」という目的意識を確認し続けることだ。それを現在の行動、思考、判断にフィードバックし、すぐに軌道修正を図れる体制を取っておく。そうすれば、遠く見えていた目的地がどんどん近付いてくるだろう。

人生に「ムーアの法則」を適用する

・人間は一定の年齢になると勝手に許容量の限界を感じてしまう。何か問題がなければ、あえて広げようという意識も持たなくなる。広げるより、守りに入っていきがちだ。しかし、意思次第で内面の許容量はいくらでも広げられる。

 

 まとめ

時間に支配されている人はすごく多いと思います(自分も含めて)。

でも、主体的に人生を送っている人は、時間を支配しているように思います。

 

私が憧れる人たちはみなさん時間を支配して、人生を楽しまれています。

 

たとえ今が仕事に時間が制約されていようとも、それが自己成長のための有効な時間であると自覚して、少しでもその中から自分が支配する時間を生み出すことが大切だと私も考えています。

 

人生の残りの時間は有限であるということを常に意識し、自分にとって何が一番大切なのか、そして自分は何のために生きているのかを立ち止まり考えること。

 

そして、人生に大きな夢や希望を持ち、それ以外のことへの余計な時間を使わないという覚悟を決めることが大切ですね。

 

 

 

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人生の波は自らつくる-真夜中の幸福論


■思考は伝染する

・そもそも、全ての人に好かれる生き方なんてありえない。

・誰かに否定されたとしても落ち込む必要はない。「否定する人には、それなりの事情があるんだ」くらいに捉える。

・ポジティブなオーラを持つ人に出会ったとき、表面的な輝きだけを真似しない。

・思考の本質、中核にあるものを理解できてはじめて、そのポジティブなオーラを自分のものとする資格が生まれる。

 

■人生の波を自らつくる

・3つの普遍的な能力

①    思考力-論理的に考えられるか?

②    伝達力-中学生にも分かる言葉で伝えられるか?

③    行動力-自分が正しいと思うことを行動に移せるか?

・安易に波に乗ることを警戒し、自分が波の起点となることを決意する。

・人生におけるポジティブなスパイラルは、波に「乗る」ことで生まれるのでなく、自分で波を「作り出す」意識から生まれる。

 

■トンネルを抜け出す方法

・苦しみながら動いた人だけが、「出口」=「理想の自分」にたどり着ける。

・自分がどこを目指しているかという「方向感覚」が必要。そこに向けて「もがき」が力を与える。

・大事なのは、方向、すなわち自分の目標。目標がないといま吹いている風が順風なのか逆風なのかわからない。

・努力と結果の間には時間差がある。

・努力と結果の間に時間差があればあるほど結果を信じて続ける。安易に結果を求めない。結果が出なくても焦らない。出るのが遅くなればなるほど、最終的に出てくる結果は大きい。

・努力していること、それこそが立派な結果である。

 

 

 ■まとめ
そもそも全ての人に好かれる生き方なんてありえない。
例え100万人の人に否定されたとしても、自分の生き方をいいと言ってくれる人が一人でもいれば、その一人の愛情や理解は100万人の否定をしのぐくらい強いものになるかもしれない。
少なくとも自分自身がその「一人」になることができるということを自覚して、周りがなんと言おうと自分自身が信じる目的に向かって地道に努力することが自分を成長させる思考法だということ。
自分自身を応援してくれる人たちや、自分のポジティブな思考に共感してくれる人と積極的につながりポジティブなスパイラルを起こすことが人生を幸福にするためにいちばん大切なことですよね。
つながる相手が表面的にポジティブなのか、苦悩や挫折を経験して軸の部分からポジティブなのかを見極める必要もあります。
本当の意味でのポジティブオーラを身につけるために表面的な輝きだけを吸収しようとせずに、そこにある本質、中核にあるものを理解するということが大切だということですね。

そして人生の波に乗るのではなく、波をつくりだすことが重要だということです。
つまり全ての起点は自分にあるということ。そして人生の瞬間瞬間が起点であることを肝に銘じて、自らの目標を定め、それに向けて努力する。
たとえ方向感が分からなくなっても、その中でもがき、そのもがきが自分の力になる。
すぐに結果を求めるのではなく、努力と結果には時間差があるのだということを理解し、努力し続ける。自分がイメージする理想に向けて、最善を尽くす瞬間瞬間にこそ成長があり、その時間こそが幸福を感じるべき時間だということは大いに共感できます。

 

選択の美学-真夜中の幸福論


自分の選択に自信が持てないとき

・その判断が正解かどうかを決めるのは、本人の捉え方のみである。

・自分に対する自信、自尊心は、他者の目線を意識する度合いと反比例する。

・人生の意思決定をする場合においては、自分自身がリーダーシップを持たなければならない。

・自分が自分自身の一番強烈なファン、「自分ファンクラブ1号」になる。2号はいらない。

・自分の「成長の可能性」への信頼を持つ。

・壁に直面したと感じた時は「学びの材料を手に入れた」と喜んだほうがよい。

 

幸せの本質は歩みにある

・ぼくたちは「幸せに向かって歩いている」のでなく「一歩一歩に幸せを感じて歩いている」。

・この瞬間瞬間に生きていることがどれだけ幸せなのか、ぼくたちにはそれに気づく権利と義務がある。

・つまり、幸せになれない原因は外にはない。幸せになる要素も、不幸になる要素も、すべては自分自身の中にある。

・世の中によって自分が形作られるのではなく、自分が世の中を彫刻する人生こそ創造的で素敵である。

・自分で自分をケアして、自分のファンクラブ第一号になってあげること。そして自分を「脇役」から「主役」に格上げしてあげること。

 

選択したものを「正解」にしていくのが人生

・今起きていることのうち、変えられることに対しては最善を尽くす。それ以外は受け入れる。

・人生の選択における「正解」は、選択した瞬間には存在しない。

・選択の積み重ねによって、人生の軌跡はつくられる。選択は幸せなことでもあるし、同時に苦しいことでもあるが、道を選んだ自分を肯定したうえで、その道を正しい方向へ導く。

 

まとめ

最も重要なことは自分の選択に自信を持つこと。

自分の選択が正解かどうかを決めるのは自分自身であるということ。

人生で重要な選択をする時に、他の人から見て逃避に見えるんだろうなとか他者の目を気にして考えて選択をするのではなく、自分の選択は絶対に正しいという自信を持って決断しなければならない。

そのためには、自分のファン第一号になって自分のいちばんのサポーターになってあげて、自分の成長性を信頼することが大切です。全ては自分の選択のもとにあると思えば、どんな選択をする勇気も出てきますよね。

 

そしてその選択を正解に変えていくというのが人生であるということです。自分の選択によって壁にぶつかったとしても、それを学びの機会と捉えて乗り越える。自分の選んだ道を肯定し続けて、その道を正しい方向へと導くことが自分の成長や幸せに繋がってくるのでしょうね。

 

もう一つ大事なことは幸せの本質は「歩み」にあるということ。

幸せが目的地にあると思うと、その道は苦しく、目的地に到着したときにしか幸せを感じられないが、幸せを目的地にたどりつこうと努力する自分自身の中に発見できるようになると、ずっと幸せを感じられるようになるということです。

つまり未来に幸せになるのではなく、現在の瞬間瞬間に幸せを感じられるようになることが本当に幸せな人生だということです。

結局幸福になるも不幸になるも原因は外になく、自分の内側にある。

同じ人生ならいつでも幸せな人生を選択したいものですね。

理想の自分-真夜中の幸福論


自分を固体として捉えていないか

・そもそも「自分はこういう人間だ」と決めつけてはいけない。

・自分の「判断基準」を変えることで、人間は一瞬で変わることができる。

・言葉を発するとき、行動するときの選択基準を変えれば、自分というものは、その瞬間から変えていける。

・溶けてしまえば、みんな同じ「水」。どんな汚い「水」でも浄水器にかければ、きれいになる。どんな人も、みな本質はきれいである。

・自分を内面から変えていくタイミングに、年齢も経済状況も関係ない。一回しかない人生だから、思い立った時に実行すればよい。

 

自分の理想のかたちを探す

・自分を変えたいときは、「聴衆をかえてみる」というのも有効な手段。新しい聴衆の前で、自分が理想とする役を演じてみる。

・日常の中に意識的に非日常を取り込む。

 

安易に「居場所」を求めない

・できるだけ早い段階で「これから、独立した〈個〉として生きていくんだ」という「独立宣言」をしなければならない。

 

 

まとめ

よく「自分はこういう人間だ」と決めつけてしまうことがあります。

たとえば「自分はネガティブな人間だから・・・」とか「自分は何をやっても続かないから・・・」という人は結構周りにもよくいますよね。

大事なことは人間というものは内面的に「一瞬で変わる」ことができるということ。

 

重要なことはは自分の「判断基準」を変えるということ。

判断基準を変えることで「選択」が変わる。そして未来の自分像を変えられるということです。

判断基準を変えるには自分を固体だと考えず、水のように考え、「理想」という製氷器に入るように意識を変えていくこと。

つまりは「自分はこうである、自分の居場所はここだ」という固定観念や所属意識から独立した主体、「個」としての自分を確立することです。

 

しかし周りからのレッテルはなかなか変えられない。

「あの人はああいう人だから」というラベルをいったん貼られるとそれに付きまとわれ解放されないことはしばしばある。

そもそも他人を簡単に変えることはできないので、まず自分の判断基準を変えたうえで時間をかけて理解を求める。

それでも自分のラベルをはがすことができずネガティブスパイラルが止められない場合は、思い切ってステージを変える、聴衆を変えることが必要です。

つまり「どうせこうだから」と同じ場所に安住するのではなく、よくなることを求めて居場所を変えることも重要だということです。

 

自分が理想とするものと現実のギャップを見つめ、そこに近づくために日々どう生活するか、一瞬一瞬に緊張感を持って考えることで少しずつ人生は好転していくものなのだろうと思います。

時間をデザインする-真夜中の幸福論


時間の捉え方に「深さ」を与える

・意識の上で、時間の捉え方を変えること。限られた時間に深さを加えていく努力をする。

・時間の「長さ」と「深さ」の掛け算の結果が、人生の価値であり、それが幸福の度合いを決めていく。

・いままでなんとなく淡々と流れていた時間を、相手が一瞬一瞬に深い幸せを感じるようにデザインして、相手に贈る。

・相手に変化を求めるのではなく、つねに、起点を自分におく。

 

「ポジティブスパイラル」を生み出すために

・相手に気持ちを伝える場合、大切なのは、言葉よりも実践や結果を相手に語らせることです。

・普段の人間関係においても、相手の心が動くのは、言葉を通さずとも、こちらの信頼や愛情を深く理解した時です。

・相手に愛情をかけること自体に無限なる喜びを感じるようになりたい。そうした感動を伴った感動は、かたちを変えていろいろな所へ広がっていくかもしれないし、自分に返ってくるかもしれない。

 

 

まとめ

「時間をデザインする」。

時間は全ての人に平等に与えられているものです。そして時間は有限なものです。

家庭と仕事を両立させながら、自分の使える時間や一人の時間をつくるにはどうすればいいか。

これは私たち子育て世代の人間の大きな課題だと思います。

 

最も大事なことは誰の中にも平等に流れる時間に「深さ」を加える努力をすることです。

「深さ」とは「瞬間に対する緊張感」、時間の「濃度」「温度」と表現されています。

自分の人生の目標や夢があれば、横軸の物理的に淡々と流れる時間に対して、縦軸の深さを刻むことができるということです。

 

一瞬一瞬に深い幸せや感動を添えられるように時間を構築することが大事なんですね。

人生における選択ー真夜中の幸福論


自分が決めた道は、すべて正解

・どちらであっても正解でした。それが、その人の「自己責任」で主体的に選択したものである限り。

・正解だと思われる道を選択するのではなく、選択したのちに、その道を正解につくりあげていく。

・超えられない壁、つまり「運命」を超越するには、自分の選択を信じ、前に向かって進んでいく、と腹に決めるしかない。

・責任というものを自分にきちんと戻して選択をすること。

・世の中の基準と自分の基準がぶつかり合った時に、自分の基準を優先できるか?そうするに値する、信じ切れる自分の基準を構築できるかが大きな課題。

・自分の意思判断を大事にし、自分が選択した道を必ず正解にさせるという決意を持ち、周囲が“foolish”といっても気にせず、自分が信じる目標に進む。

 

意識を外側でなく内側に向ける

・「この情報は自分にとってどういう意味を持っているか」を「つねに」考える。

・どんな情報であっても自分のものにする能力、または自分にとって意味があると思える情報を自分で探す能力を持っていないと、情報の洪水の中で埋もれてしまう。

・「情報への意味づけ能力・文脈構築能力」こそが、これからの情報化社会を生き抜くためのコアになる能力。

 

 

 

まとめ

人生にはたくさんの選択の機会がありますが、「あーあの時あーしてれば良かった」と過去を振り返って思うことは多分人間だれしもあることだと思います。

私自身も過去を振り返ってウジウジと後悔をしている時期もありました。

 

大事なことはまず、自己責任において主体的に選択したものである限り「自分で決めた道は全て正解である」ということ。

人生における正解は選択した瞬間に決まるものではなく、その道を選んだあと自分がどのような行動をとるかということで決まるということです。

ネガティブな感情が湧いて過去の選択を後悔する場面が来た場合は、自分の選択を信じ、前に進むと腹に決めるしかないのです。

 

一度きりの人生、しかも誰も遺された時間は有限なのだから、過去のことを振り返ってどうしようもないネガティブな気持ちになるよりも、これからこの選択を正解に変えていくという強い意志を持って進んだ方が絶対に良くなりますよね。

そのために必要なのが「ぶれない絶対的な基準」。

この基準を孤独と向き合いながら構築していくことがライフワークになるのでしょう。

 

そしてもう一つ大事なことは意識を外側ではなく内側に向けるということ。
選択の基となる出会いや出来事を自分の中でどのように消化するかという意識を持つことが大切です。

外に外に意識や関心を向けると、情報の中にうずもれてしまう。そして本質を見失い、選択それ自体が誤っていることにすら気付かない。

常に全てを内側に向かわせることを意識することが大切ですね。